定例作業報告(2024年度後半)
ぐっと冷え込んだこの日、6名の参加でした。
まずは、仕入れてきた大量のウッドチップを山の神広場まで運び上げます。10kg入りが10袋、全部で100kg。背負子(しょいこ)が壊れるなどで大騒ぎ。
息つく暇もなく、今度は前回作業で確保したシイタケ・ナメコ用の榾木を、伐倒現場から運び下ろします。これも重いです。コナラを2本伐倒しましたが、榾木にちょうど良い太さの材が余りとれず、まだ少し数が足りません。
続いて、この数ヵ月続けてきた橋補修用のヒノキ製材の締めくくり。4cm厚の立派な無垢板を30枚以上つくりました。これらの運搬もまた一苦労。山の神屋根補修用の檜皮(ひわだ)も大量です。
午後からは、この運搬三昧のハイライト、橋補修用の8mヒノキ材を、一番奥の中村さん林地から運び下ろします。特大キャスター付きの特製台車も駆使しながらの力わざ。作業道を一部破壊しながら、それでも6人が息を合わせてなんとか沢筋の大ヒノキまで下ろしました。この日はここまでとし、幸いヒヤリハットもなく、お疲れ様の一日でした。
前回の定例活動日に引き続き、今回も晴天。東京の冬らしい乾燥した一日でした。6名の参加者が、シイタケ原木栽培に用いる榾木(ほだぎ)を調達しました。
まず、森の中で榾木に使うコナラ2本を伐採しました。直径は一方が40cm、他方が20cmほどでした。この日は、ここから15~16本の榾木を確保しました。
この榾木にシイタケの菌を植え付けて栽培します。菌の植え付けは来年初めの予定。菌が育って食べられるほどまでになるには、1年~1.5年後と予想されます。
ただし、気温、日当たり、湿度、その他様々な要因が絡み合って思わぬ時期に大量に収穫されることもあり、こうした想定外の事態も含めて生育が楽しみです。
秋晴れのもと、2班9名で作業しました。
1班は林道整備や橋改修の準備をしました。まずツバキ林地の作業道上に横たわっていたコナラ倒木を切断し、道の脇に並べました。
その後、青木さん林地に移動して1.2mに玉切りしたヒノキの材を板材に加工しました。これは材の上にチェーンソーを水平に移動する器具を固定して厚さ4cmの板材に切断していくものです。切断された板材は、傷んだ橋の改修に使用されます。1日で板材10枚を作成し、これまでの分と合わせて合計で29枚となりました。
2班はシイタケの榾木(ほだぎ)置き場下の斜面の草刈りをしました。例年なら草は衰えを見せ始めるのですが、当年はまだまだ勢いづいたまま。刈払い機と大鎌、手鎌、剪定鋏、鋸など各種道具を動員して刈りました。
秋晴れのもと11名が参加し2班に別れて作業しました。
1班6名は、11月16~17日のいちょう祭りに出品するヒノキのコースターなどの点検をしました。コースターは約100枚。ベルトサンダー等で磨き、面取りし、節を削り取り、黒ずんだ面を磨きこむなど、入念に手間をかけました。その他の商品では、これまでに作ったつるかごやリース台のチェックしました。
2班5名は、18日に行われる高尾保育園児の森林内活動のため、歩くコースの選定をしながら、荒れている道の補修・整備と事前打ち合わせをしました。
2時頃、すべての作業が無事に終わりました。
朝晩、ぐっと冷え込む時期になりました。10名が参加して、いちょう祭りの準備をしました。
ヒノキのコースターは、断面をグラインダーで研磨してから面取りカッターで仕上げをします。お風呂のアロマ用のヒノキは、斧で細かくして洗濯ネットに詰めます。ツリーの飾り袋には、シダーローズ・松ぼっくり・どんぐりなど様々な木の実を入れます。アケビやフジの蔓でリース台の仕上げをします。ほぼ作り終えた蔓かごは相談しながら値札をつけます。
いちょう祭りの出品準備は、ほぼ終えました。16, 17日を待つばかりです。両日とも晴天で沢山の人がお日の森のブースを覗いてくれることを期待したいと思います。
午後には、運営委員会を行い、センサーカメラの設置に行きました。何処にどんな動物が現れるか楽しみです。
いちょう祭り(11月16日、17日)の出品準備をしました。参加は10名でした。
天気は曇り。夏日にちかい気温で、作業をすると汗ばむほどでした。
1班はヒノキ材のコースター作り。
まずは、切り出した丸太材を作業小屋上の広場まで運搬。直径10㎝強の丸太材を固定器具に乗せ、手鋸で2cmほどの厚さに玉切りしました。2台の固定器具に分かれて、2人で交代での作業でした。売り物になるように、きちんと平行に切るには慣れとコツが必要です。
2班は、蔓採取とつる籠編み。
まずは、蔓を追加採取。10月12日にも採取しましたが、商品としていちょう祭りに出品するには、もっと必要です。
採取後、作業小屋上の広場にブルーシートを敷き、採取してきたアケビとフジツルで、各自つる籠編み作業に取り掛かりました。
かなりの上級の編み手もおり、その指導のもと、素敵な籠になるのが期待できます。
10年ぶりに復活し、半年ごとで継続中の植生調査。今日は4回目です。継続は力なり。11名の参加です。FITの植物エキスパート、臼井さんも来てくれて、色々教えていただきました。
10m四方のコドラート(方形区)で植生調査(出現種数調査)と毎木調査を行ないました。
1班と2班は、A1、A4、A7の各エリアに加え、前回フィールド最奥部に新設したA14の計4カ所で出現種数を記録しました。
今回初体験の会員も2人参加。とても優しい先輩方の丁寧な指導の下、新鮮な経験となったようです。
東に開けて植生豊富なA1は去年とほぼ同じ91種を記録。A4、A7はそれぞれ46種、38種とやや低迷気味。新規のA14は南に面しますが、対面の人工林に被陰されていて、予想されたとはいえわずかの23種でした。
一方、3班はその新設のA14で毎木調査を行ないました。樹高5m以上の樹木すべてにナンバリングし、樹高、胸高周囲長、樹冠幅などを測定、記録です。多くはアラカシで、マルバアオダモも見られました。
午後は、いちょう祭りにむけてカゴの材料の蔓取り作業。かなりの量が集まりました。別班3人は、A11、A12で倒木処理。A14の作業道はしばらく見ないうちにナラ枯れ木のぶっとい落枝があちこちで道を塞いでいました。一部除去しましたが、まだまだです。10月14日に予定のFIT友の会の体験会に向け、道づくりの素材も準備しました。もりだくさんの1日でした!