定例作業報告(2024年度後半)


2025年3月23日(日)     橋の補修~ついに完成!

集合写真
集合写真

 

 足かけ二年にわたり準備を続けてきた、沢に架かる橋の補修、見事に完了しました。


  このページでも何度か報告してきましたが、ヒノキ多数の伐倒にはじまり、8mもの材の長距離移動、試行錯誤の末首尾整ったチェーンソー製材装置による30枚以上もの踏み板の製作、材の乾燥と塗装や微調整などなどのプロセスを地道に積み重ねてきて、この日最終的な組み立てを行なうことができました。すべての材は現地産です。
 参加12名が、あらかじめ立てられた詳細な作業計画と役割分担に従って作業しました。なにより安全第一を心がけ、高所作業には安全帯の確実な装着、橋上でのすれ違いの禁止、リーダーの指示のみに従い個人の判断で動かない、といった基本事項を徹底しました。

 

 

チルホールによる丸太の設置
チルホールによる丸太の設置

 

全員が集中して、それぞれの持ち場を真剣にこなした結果、作業は順調に進み、昼前までにおおむね目途が立ってきました。そして完成。歓声があがります。 4cm厚のヒノキ一枚板を敷き詰めた橋上面はなかなかきれいでもあり、安心して歩ける丈夫なものに仕上がりました。こどもたちにも楽しく渡ってもらえそう。大きな達成感の漂うお日の森でした。みなさまご苦労様でした。

 

予定通り作業を終え、今後は道の山側の杣柵の整備が待たれます。

踏み板の取り付け
踏み板の取り付け

ついにできました
ついにできました

2025年3月11日(火)     駒木野作業道の補修と橋改修用部材の塗装

集合写真
集合写真

 

 天気は曇り、気温は14℃、今春はじめてのウグイスの鳴き声や元気な小鳥たちの声を聞きながらの作業。春を感じることのできる一日でした。

 報道によるとスギ花粉は今春一番の花粉飛散量とのことでした。しかしながら花粉症の参加者にとって先日の雨の影響か湿度が適度に保たれている森の中は、比較的優しい感じもしていました。

 

 参加者は10名、2班に分かれそれぞれの作業を行いました。

 第1班は6名で、駒木野の最深部の作業道の補修を行いました。お日の森の稜線の道に近づく通称「シデ3兄弟」付近から中村林地に接する終点までの、特に谷側の横木の補修と道整備を行いました。まず横木の材とするため「シデ3兄弟」付近に置かれていたスギ丸太(長さ6.5m)を第2班の協力も得て終点付近まで搬送しました。

午後は道の谷側で伐倒され掛かり木となっていたカラスザンショの大径木を、チルホールで引き上げ、横木の部材としました。

予定通り作業を終え、今後は道の山側の杣柵の整備が待たれます。

 

 

 

 

駒木野作業道の補修
駒木野作業道の補修

 

一方、第2班は4名で、A5エリアの橋改修に関わる作業を行いました。

 

午後2時半過ぎに全作業が無事終わりました。

スギ材の運搬
スギ材の運搬
チルホールでカラスザンショ引き揚げ
チルホールでカラスザンショ引き揚げ


2025年3月8日(土)     駒木野作業道の補修

集合写真
集合写真

 夕方から雪の予報が出ている冬日、7名が参加しました。終了時まで天気がもってくれればと願いつつの作業でした。

 

 2月23日に植栽した木々の苗の様子を点検しながら、お日の森の所々に置かれているスギ・ヒノキの材を、駒木野に運びました。

 駒木野の東西道とお日の森が隣接している場所に達したところで、主に道を補修する班と、そのための材を調達する(杭を作ったり必要な材を伐採に行く)班に分かれます。

 

植栽木の点検
植栽木の点検
横木が喪失
横木が喪失

西寄りの作業道は、11月以来作業に入っていなかったので、かなり荒廃して路肩が斜面化している箇所が多く、暫く作業の継続が必要です。人の気配がないと動物達が粗朶や横木を蹴散らしていくからです。

 

お昼には雪が降り始めたので、昼食をとった時点で作業終了としました。皆さん、風邪をひかなかったでしょうか?

道の修復
道の修復
先はまだまだ
先はまだまだ


2025年2月23日(日)     植栽地の整備と植栽、キノコの植菌、浅川市民センター祭り出店準備

集合写真
集合写真

 この冬一番の冷え込みという天気予報から、覚悟して臨みました。実際はやさしい日差しのおかげで意外と暖か。

 朝、お日の森に向かう途上、近くの南浅川べりを歩いていると、浅川市民センターへの歩道橋近くで、鮮やかな色が目に飛び込んできました。川の中に突き立っているパイプの先に止まっているカワセミでした。いつ見ても気分が明るくなります。

 その気分のまま作業に入りました。

 今回は10人の参加、2班に分かれて作業しました。暖かとはいえ、作業を休むとみるみる冷えくる厳しい環境でもありました。

植栽前の苗
植栽前の苗

 午前はA1とA3のエリアの植栽。A1はお日の森入口付近、草が大勢を占めるなだらかな東向きの斜面。A3は山の神広場から尾根筋を登った、木も草もまばらな乾燥ぎみのエリア。ここ数年、毎年苗木を植えていますが、きびしい生存競争にさらされ苦戦しています。

 

植栽完了
植栽完了

今回は、高さ1 mほどのヤマザクラ、ウリハダカエデ、カツラ、エノキの苗木、合計40本を両エリアに植えました。これまでの植栽とのバランスに注意しつつ、未来の形を考えながら植栽位置を選びました。うまくいけば将来は入口から山の神広場に上っていくと、ヤマザクラやウリハダカエデが出迎えてくれるようになるかもしれません。

 

 午後は、準備しておいたコナラの榾木にシイタケとエノキの植菌。ドリルで穴をあけ、菌のコマを打ち込み、ラベルを付ける作業。先日行われた春の親子森林ふれあい体験では、子供がコマ打ち作業を担当し、大盛り上がりだったそうです。体験会と本日分をあわせて今k年度の植菌作業は終了、榾木をまとめて仮置きしました。

最後に、来週参加する浅川市民センター祭りの出店の準備をしました。予報では一気に暖かくなる予定。お客さんがたくさん見に来てくれることを祈ります。

 

植菌した榾木へのラベル付け
植菌した榾木へのラベル付け


2025年2月11日(火)     作業道補修と     親子体験イベント準備

集合写真
集合写真

 作業には14名が参加。いつもの火曜日は参加者がひとけたなのがほとんどですが、この日は祝日のためか通常の倍ほどの参加でした。

杭の打ち込み
杭の打ち込み

 

2班に分かれ、中村さんの林地の1点を分岐点として、第1班は「大ヒノキ」へ下る作業道を、第2班は国有林駒木野方面に上る作業道を、それぞれ補修整備しました。

道の地ならし
道の地ならし
補修が進みました
補修が進みました

 

道の側面に打ち込まれていた既存の杭は、かなりの割合ですでに老朽化していました。そこで、2月8日の作業で作った杭を、それぞれの作業地に運び、補修に使用しました。新たに打ち込んだ杭は、スギ材を縦に4分の1に割った1.5m長と頑丈なもので、作業道を長期にわたり支えてくれることが期待されます。

第2班はこれらの杭を約30本の打ち込み、道を整備しました。

 

一方、第1班は、午前中は横木や階段補修など作業道整備のほか、林地にかかる橋のビス止めといった補修も行いました。午後は、2月16日開催のイベント「春の親子森林ふれあい体験」のコース下見など事前打ち合わせをしました。

 

 

一日中、風のない穏やかな天候で、参加者のけがもなく無事に作業を終えました。

打ち合わせながらイベントの準備作業
打ち合わせながらイベントの準備作業


2025年2月8日(土)     作業道補修用の材加工

集合写真
集合写真

 7名が参加しました。

 石川さんと細川さんの林地などで伐倒してあったスギ丸太を加工し、作業道補修用の杭材を作りました。

 

チェーンソーによる割作業
チェーンソーによる割作業

 チェーンソーで縦に切れ込みを入れた上で、クサビを打ち込み、縦に半割りする作業を繰り返しました。この日は、1.5m程度の杭の素材30本ほどを準備できました。チェーンソーで縦に切るのも、クサビを打ち込みむのも、なかなかの重労働でしたが、頑丈な杭は今後の整備作業でおおいに役立ちそうです。

クサビによる杭作り
クサビによる杭作り

 その後、翌週の親子イベントで参加者に歩いてもらうコースの一部を補修し終了しました。

 

 

 なお、スタッフ1名が、背中の荷物を降ろす際に腰をひねって痛みが引かず途中退場するアクシデントがありました。このところ作業などが連続してお疲れがたまっていたようです。みなさまもご用心くださいね。

仕上がった杭用の材
仕上がった杭用の材


2025年1月26日(日)     作業道補修・整備

集合写真
中央奥にかすかに見えるスカイツリー

 なんとも気持ちよい日本晴れでした!こんな日に里山で過ごせるのはほんとにしあわせ。山の神広場からはスカイツリーが見えました。

 9人が参加し、2班に分かれて作業しました。

 

集合写真
集合写真

  1班はA3エリアの作業道の整備。イノシシの容赦ない攻撃の跡を地道に克服していきます。橋補修用のヒノキ板をとった残りの端材も杭材として有効活用できました。ヒノキすごいっ!

 2班は駒木野エリアの作業道の補修。こちらも主にイノシシさんへの対応です。横木を確保しつつ、50m位の区間を直しました。継続は力なり。

補修材の調達
補修材の調達

 午後からは、沢の向こう側の個人所有林の境界等を確認するため、巻き尺で目安を取りながら急斜面を藪漕ぎで、尾根筋まで登りました。谷線沿いなどに概略の境界を確認できました。

 

 作業後は、代表者ら4人で山主の方々に新年のご挨拶にうかがいました。

 来月からは作業も本格化したいところです。

杭打ちます
杭打ちます


2025年1月14日(火)     年初の神事と    イベントのコース整備榾木の確保

集合写真
集合写真

 新年最初の作業に11名が参加しました。代表者ら4名は、作業活動前に山主さんと近隣のお宅に新年挨拶まわりにうかがいました。

 

 活動の幕開けは、作業に先立ち、恒例の山の神神事。前年のうちにきれいに整えてあった祠前で、一年の作業の無事とみなさんの健康を祈念しました。参加者からぜんざいの差し入れがあり、さっそく皆で喜んでいただき、ほっこり温まりました(ありがとうございます)。

山の神に安全を祈願
山の神に安全を祈願

 続いても恒例のフィールド内散策・巡視。このところ足を向けていなかった場所を中心に、A3エリアから最深部のA14エリアまで時間をかけて回りました。ちょっと通らないでいた作業道は、軒並みイノシシの遊び場と化しています。そして、特にフィールドの奥の方では、ナラ枯れのコナラ大径木からの落枝が激しく散乱していました。

 驚くほどの荒れ様でしたが、気を取り直し、少しずつでも整備していこう、ということに。

 また、皆が楽しみに見ていたA1のカラタチバナ(ヒャクリョウ)は、なんと何者かに食われ危うい状況になっていました。

 午後は、2月の親子イベントのコース整備と、シイタケ栽培用の榾木を追加確保するためのコナラの伐倒を行ないました。

 皆さま今年もどうぞよろしくお願いします。

 

階段補修
階段補修
ヒャクリョウがあぶない!
ヒャクリョウがあぶない!


2024年12月22日(日)     山の神祠のリニューアル   橋補修用ヒノキの運搬

集合写真
集合写真

 気温は低いものの晴天の中、15名が参加しました。この中には、初参加のFIT(森林インストラクター東京会)メンバー4名も含まれます。全体を2班に分け、作業しました。

祠周辺の斜面の補修
祠周辺の斜面の補修

  第1班は、新年を迎えるにあたり、山の神周辺およびお稲荷さんの祠の整備をしました。

 山の神の祠を囲っている古くなったヒノキ材4本を運搬してきた新しい材に替えました。祠の檜皮葺を新しい檜皮に葺き替え、しめ縄・紙垂を取り付けて新年を迎える準備を整えました。さらに、祠のある広場に、新しいウッドチップを散布しました。

ヒノキ材を3mに玉切り
ヒノキ材を3mに玉切り

  第2班は、中村林地から橋のたもとまで8mのヒノキ材を橋修理用に運びました。併せて山の神周辺整備用に玉切りした材(3m×2本と2m×1本)を山の神広場まで運び、道具小屋前に新しいウッドチップを散布しました。

  3時頃に全作業が終了し、今年最後の定例活動を終えました。

ヒノキ材8mの運搬
ヒノキ材8mの運搬
新しくなった山の神様
新しくなった山の神様

追伸:丸太運搬中に、不注意により橋(桁下2.8m)からの落下事故がありました。右肩甲骨負傷で通院治療が必要とのことです。



2024年12月14日(土)     ウッドチップ・榾木・ 橋補修用ヒノキの運搬

集合写真
集合写真

 ぐっと冷え込んだこの日、6名の参加でした。

 まずは、仕入れてきた大量のウッドチップを山の神広場まで運び上げます。10kg入りが10袋、全部で100kg。背負子(しょいこ)が壊れるなどで大騒ぎ。

  息つく暇もなく、今度は前回作業で確保したシイタケ・ナメコ用の榾木を、伐倒現場から運び下ろします。これも重いです。コナラを2本伐倒しましたが、榾木にちょうど良い太さの材が余りとれず、まだ少し数が足りません。

 続いて、この数ヵ月続けてきた橋補修用のヒノキ製材の締めくくり。4cm厚の立派な無垢板を30枚以上つくりました。これらの運搬もまた一苦労。山の神屋根補修用の檜皮(ひわだ)も大量です。

橋にはもったいないヒノキ一枚板
橋にはもったいないヒノキ一枚板

 

 午後からは、この運搬三昧のハイライト、橋補修用の8mヒノキ材を、一番奥の中村さん林地から運び下ろします。特大キャスター付きの特製台車も駆使しながらの力わざ。作業道を一部破壊しながら、それでも6人が息を合わせてなんとか沢筋の大ヒノキまで下ろしました。この日はここまでとし、幸いヒヤリハットもなく、お疲れ様の一日でした。

8mの御柱
8mの御柱


2024年12月10日(火)     シイタケ栽培用の榾木調達

集合写真
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 前回の定例活動日に引き続き、今回も晴天。東京の冬らしい乾燥した一日でした。6名の参加者が、シイタケ原木栽培に用いる榾木(ほだぎ)を調達しました。

 

コナラ伐倒後の枝落とし
コナラ伐倒後の枝落とし
コナラ伐倒後の枝処理
コナラ伐倒後の枝処理

 

 まず、森の中で榾木に使うコナラ2本を伐採しました。直径は一方が40cm、他方が20cmほどでした。この日は、ここから1516本の榾木を確保しました。

  この榾木にシイタケの菌を植え付けて栽培します。菌の植え付けは来年初めの予定。菌が育って食べられるほどまでになるには、1年~1.5年後と予想されます。

 ただし、気温、日当たり、湿度、その他様々な要因が絡み合って思わぬ時期に大量に収穫されることもあり、こうした想定外の事態も含めて生育が楽しみです。



2024年11月24日(日)     林内整備

集合写真
集合写真

 秋晴れのもと、2班9名で作業しました。

 1班は林道整備や橋改修の準備をしました。まずツバキ林地の作業道上に横たわっていたコナラ倒木を切断し、道の脇に並べました。

その後、青木さん林地に移動して1.2mに玉切りしたヒノキの材を板材に加工しました。これは材の上にチェーンソーを水平に移動する器具を固定して厚さ4cmの板材に切断していくものです。切断された板材は、傷んだ橋の改修に使用されます。1日で板材10枚を作成し、これまでの分と合わせて合計で29枚となりました。

 2班はシイタケの榾木(ほだぎ)置き場下の斜面の草刈りをしました。例年なら草は衰えを見せ始めるのですが、当年はまだまだ勢いづいたまま。刈払い機と大鎌、手鎌、剪定鋏、鋸など各種道具を動員して刈りました。 

板材加工
板材加工
刈払機による草刈り
刈払機による草刈り


2024年11月12日(火)     いちょう祭り準備ほか

集合写真
集合写真

 秋晴れのもと11名が参加し2班に別れて作業しました。

力作のかごとリース台
力作のかごとリース台

 16名は、1116~17日のいちょう祭りに出品するヒノキのコースターなどの点検をしました。コースターは約100枚。ベルトサンダー等で磨き、面取りし、節を削り取り、黒ずんだ面を磨きこむなど、入念に手間をかけました。その他の商品では、これまでに作ったつるかごやリース台のチェックしました。

グラインダー仕上げしたコースター
グラインダー仕上げしたコースター

 25名は、18日に行われる高尾保育園児の森林内活動のため、歩くコースの選定をしながら、荒れている道の補修・整備と事前打ち合わせをしました。

 2時頃、すべての作業が無事に終わりました。

園児の散策路を下見
園児の散策路を下見


2024年11月9日(土)     いちょう祭り参加準備

集合写真
集合写真

 朝晩、ぐっと冷え込む時期になりました。10名が参加し、いちょう祭りの準備をしました。

お風呂用アロマひのきの細断
お風呂用アロマひのきの細断

 

 ヒノキのコースターは、断面をグラインダーで研磨してから面取りカッターで仕上げをします。お風呂のアロマ用のヒノキは、斧で細かくして洗濯ネットに詰めます。ツリーの飾り袋には、シダーローズ・松ぼっくり・どんぐりなど様々な木の実を入れます。アケビやフジの蔓でリース台の仕上げをします。ほぼ作り終えた蔓かごは相談しながら値札をつけます。

 いちょう祭りの出品準備は、ほぼ終えました。16, 17日を待つばかりです。両日とも晴天で沢山の人がお日の森のブースを覗いてくれることを期待したいと思います。

 

 午後には、運営委員会を行い、センサーカメラの設置に行きました。何処にどんな動物が現れるか楽しみです。

 

出品予定のかご
出品予定のかご


2024年10月27日(日)     いちょう祭り参加準備

集合写真
集合写真

  いちょう祭り(1116日、17日)の出品準備をしました。参加は10名でした。

 天気は曇り。夏日にちかい気温で、作業をすると汗ばむほどでした。

玉切りでコースター作り
玉切りでコースター作り
かごを編む
かごを編む

 1班はヒノキ材のコースター作り。

 まずは、切り出した丸太材を作業小屋上の広場まで運搬。直径10㎝強の丸太材を固定器具に乗せ、手鋸で2cmほどの厚さに玉切りしました。2台の固定器具に分かれて、2人で交代での作業でした。売り物になるように、きちんと平行に切るには慣れとコツが必要です。

 2班は、蔓採取とつる籠編み。

 まずは、蔓を追加採取。10月12日にも採取しましたが、商品としていちょう祭りに出品するには、もっと必要です。

 採取後、作業小屋上の広場にブルーシートを敷き、採取してきたアケビとフジツルで、各自つる籠編み作業に取り掛かりました。

 かなりの上級の編み手もおり、その指導のもと、素敵な籠になるのが期待できます。

 



2024年10月12日(土)     植生調査とツル採取

集合写真
集合写真

 

 10年ぶりに復活し、半年ごとで継続中の植生調査。今日は4回目です。継続は力なり。11名の参加です。FITの植物エキスパート、臼井さんも来てくれて、色々教えていただきました。

 

この木なんの木?
この木なんの木?

 10m四方のコドラート(方形区)で植生調査(出現種数調査)と毎木調査を行ないました。

 

 1班と2班は、A1、A4、A7の各エリアに加え、前回フィールド最奥部に新設したA14の計4カ所で出現種数を記録しました。

 今回初体験の会員も2人参加。とても優しい先輩方の丁寧な指導の下、新鮮な経験となったようです。

 東に開けて植生豊富なA1は去年とほぼ同じ91種を記録。A4、A7はそれぞれ46種、38種とやや低迷気味。新規のA14は南に面しますが、対面の人工林に被陰されていて、予想されたとはいえわずかの23種でした。

ノササゲ
ノササゲ

 一方、3班はその新設のA14で毎木調査を行ないました。樹高5m以上の樹木すべてにナンバリングし、樹高、胸高周囲長、樹冠幅などを測定、記録です。多くはアラカシで、マルバアオダモも見られました。

臼井師範
臼井師範

 午後は、いちょう祭りにむけてカゴの材料の蔓取り作業。かなりの量が集まりました。別班3人は、A11A12で倒木処理。A14の作業道はしばらく見ないうちにナラ枯れ木のぶっとい落枝があちこちで道を塞いでいました。一部除去しましたが、まだまだです。1014日に予定のFIT友の会の体験会に向け、道づくりの素材も準備しました。もりだくさんの1日でした!

急斜面で植物採取
急斜面で植物採取


2024年10月8日(火) 定例作業

雨天のため中止しました。